施設名 | ヨウゴロウジンホーム ワコウエン 養護老人ホーム和光園 |
所在地 | 秋田県鹿角市花輪字案内90番地1 |
専門職員配置 | 看護師・准看護師:3名 社会福祉士:2名 介護支援専門員:6名 介護福祉士:14名 栄養士:1名 調理師:4名 歯科衛生士:1名 |
職員内訳 | 正職員:34名 非常勤職員:2名 |
開設年月日 | 昭和29年6月18日 |
改築年月日 | – |
連絡先 | 電話番号:0186-23-3824 |
経営主体 | 社会福祉法人花輪ふくし会 |
ホームページ | https://a-hanawafukushikai.jp/ |
理念・基本方針
理念
「笑顔とありがとうの心で地域福祉を創造します」
基本方針
1、良質のサービス提供
2、情報開示、透明性の確保
3、人権擁護と利用者主体
4、地域からの信頼
施設の特徴(評価の高い点、改善が求められる点など)
特に評価の高い点
- 経営状況が把握分析されており、その内容を図式化する等分かりやすいよう工夫し、職員にも説明されている。
- ICT や介護ロボットの積極的な活用により、利用者の安全確保や、職員の業務改善を図っている。
- 措置基準入所者と特定施設入所者が混在する職場環境にあって、職場内研修やエルダー・メンター制度により職員の資質向上と効率化を図る取組に合わせ、ベッドセンサーやカメラ、タブレット・パソコンと連動した支援ソフト等のICT や介護ロボットを効果的に活用してリスク回避する取組を行い、入所者の安全安心と福祉向上に努めている。
- 人事管理に「役割能力要件書」を取り入れ、エルダー・メンター制度や1on1 ミーティングにより組織の融和と活性化を図っているほか、業務改善のためトヨタ生産方式を学習して取り入れ、無駄をなくし、休暇が取りやすい職場環境をつくっている等、常に新しい手法を模索する組織的な対応がなされている。
- 認知症の診断を受けた利用者が増加しているため、職員が認知症ケアを学びパーソン・センタード・ケアを実施している。利用者のその人らしさを大切にすることが今後の支援、介護をするには重要な役割を果たすものになる。
改善が求められる点
- 苦情解決に関する事項は法人の苦情解決に関する規程により適正に実施されているが、「苦情は提言でもある」という視点から今後は利用者目線で現状を見つめなおして、苦情解決に特化したマニュアルの作成が望まれる。
- 災害時における利用者の安全確保の取組について、緊急時の対応マニュアルが整備され、防災訓練、避難訓練も実施されている。また、「災害時事業継続計画書」も作成されており備蓄も適切に管理されているが、今後は玄関や非常口等に避難誘導図を配置する等利用者目線の工夫をして更なる安全確保に努められることを期待する。
- 浴室の改装についても職員とともに、どのようにするのが良いかをプレゼンしている。職員からの意見等を集めて改装されると思うが、安全面、衛生面にも考慮し、快適に利用できる浴室となることを期待する。
- 福祉用具点検表を確認したが利用者の名前と使用機器のみであるので福祉機器の何を点検するのか点検項目、点検日時と担当者のサインも必要ではないか。車椅子以外の杖やシルバーカー、ポータブルトイレ、歩行器など施設で使用している福祉機器全体についても必要に応じて点検を検討してもらいたい。
施設からのコメント
改善を要する事項について
- 苦情解決に特化したマニュアルの作成について
- マネジメント会議おいてマニュアルの作成に取り組みます。
- 目安箱を設置しご利用者様のご意見を募集していますが、周知が不十分なのかご意見はありません。ご意見を言う事が難しいご利用様にとって、職員が目となり耳となる事で、ご意見や希望を代弁できる仕組みも作成してまいります。
- 避難誘導図の配置について
- 防災委員会で非難誘導図を玄関並びに、非常口等に設置いたします。また避難訓練時において、口頭でもご利用者様に説明し安全面での確保に努めます。
- 浴室の改装について
- 浴室の改装については機種選定をしている段階です。
- 浴室内の衛生面、安全面においては、天井、サッシ戸等の掃除を行いました。今後も定期的に点検、清掃する事で、ご利用者様が気持ちよく入浴して頂けるように配慮していきます。
- 福祉機器全体の点検について
- 福祉用具係を中心に、ご指摘の意見を参考に点検表の見直しを図り実行していきます。
令和2年度に続き、2回目の受審でした。今回も沢山の気づきを頂き、サービスの質の向上に繋がる大変貴重な機会となりました。
改善を要する点については真摯に受け止め改善を図ってまいります。今回、特に自己評価で低かったのは、様々な機会におけるご利用者様やご家族様への周知、参画が不足していたことと、地域に関することでした。
今後は、ご利用者様の意向等も取り入れた事業計画を作成し理解を促すための説明会等を計画します。また、地域との交流についてはコロナ禍で自粛や制限が続いていましたが、感染症予防対策を取りながら施設の持つ特徴を生かした公益的な事業・活動に広く取り組むよう努めてまいります。
高い評価を頂いた項目については継続して取り組み、更なるご利用者様の満足度の向上、職員の資質向上に取り組んでまいります。調査員の方々からは的確なご指摘や丁寧なご説明、自信に繋がる言葉を沢山いただき、ありがとうございました。
評価結果の詳細を見る
WAM NET(ワムネット)にて、全文公開中