本会では、県から生活支援体制整備支援事業を受託しています。
県内各地で活躍するSC(生活支援コーディネーター)の取組や悩みを共有するため、令和5年度から「SCリレートーク」を発行しております。
今号では、事務局が現地取材した内容をお伝えします!
\今回の取材内容/
①協議体メンバーと視察(湯沢市SCの赤平さん)
②協議体の課題(三種町SCの伊東さん)
①協議体メンバーと視察(湯沢市SCの赤平さん)
「うちの町内でやるなら…」住民主体の店舗を協議体の皆さんで視察
keyword:#視察 #現地で学ぶ #住民主体
住民のニーズに合わせて視察を企画した赤平さん。当日も、協議体の皆さんと一緒に現地を視察しました。
店舗内を見学している時、お揃いのTシャツを着た女性4名が来店し、店舗奥のテーブル席に座り、お茶を飲みながらお話しています。赤平さんが「何の集まりですか?」と尋ねると、近くの会館で体操教室をしてきた帰りに寄ったとのこと。地域の方々の憩いの場所になっていることがわかりました。
店舗の商品を協議体の皆さんと見ながら「立派だね、いいね」「こういう物を作れる人、いそうだね」と話したり、店舗内に掲示されているポスターについて尋ねたり・・・(学生とのコラボ作品だったそうです)。
協議体の皆さんが視察先の取組をより身近に感じられるように促しているように見えました。
皆さんからは「湯沢市も町内によっては同じ境遇だ」といった感想や「うちの町内の世帯数と同じだが、どうやって組織化したのか」等の質問があり、視察先の話を聞きながら、各々が自分に引き寄せて考えていたようです。
【事務局メモ】五城目町浅見内地
- 店舗が全て閉店、町中心に行くための路線バスも廃止された。
- 住民が浅見内活性化委員会を設立、町の協力も得て買い物支援を始めた。
- 活動するうちに賛同者が増え、住民が運営するお店のオープンに繋がった。
②協議体の課題(三種町SCの伊東さん)
「問題)生活支援体制整備事業は何法?」協議体の役割を再確認
keyword:#協議体 #答え)介護保険法 #課題意識から行動へ
【事務局メモ】伊東SCの取組と企画の経緯
- 協議体に対し、事業の説明はしてきた。
- 介護保険サービス以外にどんなことが必要かグループワークや話し合いをしてきた。
↓でも… - 委員の人たちも自分の役割がよく分からないままかもしれない…
- どうやって取組を発展させていくかまで話し合えていない…
↓ - 改めて事業のことを学んだほうがよいのでは?
県担当者の協力を得て、協議体の場で研修として事業内容を再確認することにしました。 (三種町では「生活支援体制整備事業推進会議」として運営)
県担当者からの「何法に規定されている事業か知っていますか?」という質問に対し、「社会福祉法」との回答も出ました。
体制整備事業は“福祉的な支援としての地域づくり”ではなく“介護予防のための地域づくり”が目的であり、介護予防のための事業であるという基本的な前提を、構成メンバーと改めて共有することの重要性を感じました。
県担当者からは「地域支援事業実施要綱」に定められた事業目的に立ち返るよう助言があり、今後、メンバー構成なども検討していくことになりました。
赤平さん、伊東さん、取材へのご協力ありがとうございました!
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秋田県委託 生活支援体制整備支援事業