第三者評価
施設名ショウガイシャシエンセンター ゴショノ
障害者支援センター御所野
所在地秋田県秋田市御所野下堤5丁目1番4号
専門職員配置社会福祉士:2名
介護福祉士:7名
看護師:2名
理学療法士:1名
管理栄養士:1名
職員内訳正職員:27名
非常勤職員:1名
開設年月日平成31年4月1日
改築年月日
連絡先電話番号:018ー838ー5607
経営主体社会福祉法人秋田県社会福祉事業団
ホームページhttp://fukinoto.or.jp/goshono

理念・基本方針

理念

私たちは、利用者一人ひとりの自己選択と自己決定を尊重し、利用者が地域社会の中で安心して生活し、あらゆる分野の活動に参加することができ、希望と喜びに満ちた人生を送ることができるよう、その実現に向け誠心誠意努めます。

基本方針

秋田県社会福祉事業団の基本理念を礎とし、利用される方が安心して生活できるように一人ひとりに寄り添ったきめ細やかな支援、質の高いサービス提供を行う。また、地域に根ざした公益的取組を積極的に展開し、地域と共に歩む施設を目指す。

施設の特徴(評価の高い点、改善が求められる点など)

特に評価の高い点

  • 法人の「ハイクオリティサービス推進システム」を活用し、定期的な推進委員会を実施すると共にPDCAの手法を活用して支援内容を確認、評価、分析し継続的に福祉サービスの質的向上を図っている。また、推進委員を通じて法人内の他の施設の状況や問題点などを共有でき、サービスの質の向上を図るのに役立っている。
  • 法人の理念で自己選択と自己決定の尊重を掲げ、「職員の倫理・行動基準」について施設長と全職員が意見を述べ合う機会を設けている。今年度の事業計画の重点的な取組として、人権擁護と不適切支援等について研修を行い、権利擁護の視点を養うことが盛り込まれている。虐待防止対策委員会が標語を募集し、それを施設の各所に掲示して、常に確認し虐待防止を意識した支援に努めている。
  • 施設長は、「OJTは、教える方と教えられる方の両方が勉強になる。」と述べて、共に学び合うよう励まし職員の意欲を引き出しサービスの質の向上に努めている。
  • 法人の理念で地域とのかかわりを大切にしており、地域貢献活動委員会を中心に地区自治会や関係機関との関係から情報を得て、特殊浴槽の解放を行うなど施設のもてる機能を地域に役立てる。また、利用者の意見や提案を考慮し施設付近の除草やゴミ拾いを行っている。
  • スタッフルームにホワイトボードを常置し、引継ぎ事項やヒヤリハット事項を期限付きで記載、可視化し、必要な情報が正確に共有できる工夫がされている。
  • 利用者への日常的な支援の中で、食事は利用者の障害特性に配慮して時間をずらした対応で提供している。同一献立で利用者に合わせて20種類ほどの調理方法があり、多種多様な食器類も準備され、自立摂取に向けた支援となっている。毎週選択メニューがあり、利用者にとって食事の自己選択の機会が多く満足度に繋がっている。また、食事の場に栄養士や理学療法士が立ち会い、摂食状況や課題を把握し利用者一人ひとりの適切な支援に結び付けている。

改善が求められる点

  • 現在、「ハイクオリティサービス推進システム」を活用し、定期的な推進委員会を実施すると共にPDCAの手法を活用して、施設長をはじめ全職員が一丸となって利用者一人ひとりへの尊厳やサービスの質の向上に努めていることを調査から確認できた。
  • 今後は、現状維持にとどまらず、さらに良質な、より良い支援に努めることを期待する。例えば、排せつチェック、水分補給等はなぜ行うのかを考える支援である。勿論、健康維持に必要な医療的ケアの一部であるが、加えて福祉サービスの自立支援(身体的自立、精神的自立、社会的自立)の複眼的見方で考える支援を期待したい。

施設からのコメント

今回、初めて受審させていただきました。

法人では、「福祉サービス第三者評価自己評価票」を参考にして自己評価を実施しています。第三者評価では、外部の方から評価してもらうのと同時に、法人の自己評価を行う上でのポイントや支援の考え方についても教えていただきました。

何より、外部の目で法人の「ハイクオリティサービス推進システム」を確認していただく貴重な機会となりました。

自分たちの行っている「自立支援」がどんな目的で行われているのか、「地域移行」はできた結果に着目するのではなくどんな取組をしているのか、「地域との関係性」では、運営の透明性を確保するための取組や地域との関係をどう作り上げていくのか、このような点について考えながら支援していく必要性について学びました。

第三者評価を受審することによって、理念・運営方針を地域や家族へ発信する部分の弱さに気付きましたので、改善を図っていきます。また、現在実施している支援がどのように自立支援につながっていくのか、複眼的見方で考えながら支援にあたることの大切さを職員に周知していきたいと考えています。 高い評価をいただいた項目については継続して取り組み、改善を求められる点については真摯に受け止め対応してまいります。助言いただいたことを今後の支援に活かしながら、良質なサービスの提供を目指して努力し続けていきたいと思います。

評価結果の詳細を見る

WAM NET(ワムネット)にて、全文公開中